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【酒に呑まれたくない薬剤師vol.2】ウコンってなんでお酒に効くの?

ノリでウコン飲んでない?

こんばんは!

ハングオーバー
薬剤師

のもっくんです!

二日酔い撲滅するマン

質問です。

お酒飲む前に
コンビニで
買うものといえば?

あれだ・・・

「ウコンの力!」

君に決めた。

皆さん

ウコン=
お酒にいい感じに効く

と思っていると思います。

理由しらんけど。効きそう。

では、なぜ、ウコンは
お酒に効果を発揮するのか?

言われてみると・・・

▼ハイチオールが二日酔いに効く理由▼

アセトアルデヒドをぶっ壊す。

ハイチオールが
二日酔いに効く理由は、

二日酔いの原因である
アセトアルデヒドの酸化作用を

無効化する

でした。

ハイチオールは抗酸化作用

では、ウコンも、
抗酸化作用によるものなのでしょうか?

どうなの?

ということで、今回は

Curcumin in Liver Diseases: A Systematic Review of the Cellular Mechanisms of Oxidative Stress and Clinical Perspective

ウコンって肝臓に
いい感じに作用するってマジ?

から解説していきます!

ウコンの凄さ伝えます。

まず、ウコンって
そもそもなんなんでしょうか?

ウコン
カレーに入ってるイメージ。

ウコン(ターメリック)は
生姜の仲間です。

ウコンの主要成分は

クルクミン

といわれるものになります。

聞いたことあるよーな
ないよーな

では、クルクミンとは、
どういった効果があるのか?

くるくみんの効果気になる。

クルクミンとは

肝臓の機能を助けてくれる

成分です。

肝臓!?

ここで、一旦、
お酒の話に戻ります。

お酒を無毒な酢酸に変えるために、
大事な働きをしている臓器こそが

肝臓

です。

レバー好き

つまり、ウコンは
お酒の代謝を担っている肝臓を助けて、
”良い感じ”にしてくれる
ということです。

良い感じって・・なに・・

では、ウコン(クルクミン)は
お酒に対して、
どういう効果を示すのか?

実力みせて

前回の記事で書いたように

▼ハイチオールが二日酔いに効く理由▼

アセトアルデヒドをぶっ壊す。

お酒を呑むと、
アセトアルデヒドという
有害物質が生成されます。

アセトアルデヒド勘弁。

そのアセトアルデヒドは
体を酸化させることで、
体にダメージを与えるという物質でした。

もう体力は0

まず、最初に
クルクミンは

抗酸化作用

を持ちます。

君もスペックホルダーね。

しかし、不思議に思いませんか?

「ウコンだけ、異常に
お酒に効くアピールされてない?」

ウコンだけ、ひいきされてる?

これって、
なんでなんでしょうか。

なんで?

実はウコンは

抗酸化作用だけじゃないんです。

他にも力あるの!?

冒頭でも伝えたように、
ウコンは

肝臓に働きます。

肝臓の強い味方

では、ウコンの
肝臓に対する働きを解説します。

世界で一番ウコンに詳しくなれる記事。

①抗酸化物質である
ビリルビンの濃度を高める。

「ビリルビンって何?」

なにそれ。

突然ですが、”うんち”が、
なぜ茶色か考えたことありますか?

ない。

実は、あの茶色の色の正体こそが

ビリルビン

と言われる物質になります。

そうだったの!?

そして、ウコンは、
このビリルビンの濃度を高めます。

ウンコとウコンの関係。

では、このビリルビンは
どういった効果を示すのか?

どんな効果?

ビリルビンは

抗酸化物質

として働きます。

きみも!?

つまり、ウコン(クルクミン)は
抗酸化物質であるビリルビンの濃度を
上昇させることによって
肝臓を酸化から守ります。

クルクミンとビリルビンの連携プレーね。

②肝星細胞の活性化の抑制

「肝星細胞ってなに?」

暗号?

肝星細胞とは、肝臓に存在している細胞で、
肝臓がダメージを受けたときに、
教えてくれる細胞です。

ここダメージ受けてまっせ。

しかし、この肝星細胞は
”活性化”すると、
逆に肝臓を傷つけて
肝硬変、肝ガンの原因にもなります。

この、気まぐれ屋さんっ。

人間が生きていく上で、
肝星細胞は必要です。

つまり、肝星細胞を活性化させずに、
落ち着かせてあげればいいわけです。

まぁ、落ち着けって。

この活性化を落ち着かせる物質こそが、

クルクミンです。

肝臓の風紀委員

つまり、クルクミンが
肝星細胞の活性化を防ぐことによって、
肝臓のダメージを減らし、
肝硬変、肝ガンを防ぎます。

君麻呂と重吾てきなね。

③グルタチオンの合成促進

「グルタチオンってなに?」

ポケモンの名前?

グルタチオンとは
体に入った異物を、
包み込んで、
無毒化してくれる物質です。

どくけし

クルクミンは
グルタチオンの合成を促進します。

グルタチオンもりもり

つまり、クルクミンは
異物を無毒化する
グルタチオンの合成を促進することで、
肝臓を保護します。

俺が肝臓を守る。

まとめ

アルコールの大部分は
肝臓によって、代謝される。

お酒の服用による肝臓の負担によって、

肝炎や肝硬変などの
肝臓疾患になるリスクが高くなる。

ウコンの主成分である

クルクミンは肝臓に対して、
4つの作用がある。

①アセトアルデヒドの

酸化作用を防止することによって、
二日酔いを防ぎ、肝臓への負担を減らす。

②抗酸化物質である

ビリルビンの濃度を
増やすことによって、肝臓の負担を減らす。

③活性化すると

肝臓に負担をかける
肝星細胞の活性化を防止する。

④異物を無毒化する

グルタチオンの合成を促進し、
肝臓への負担を減らす。

ウコンはアルコール肝疾患に限らず、

肝臓の機能を保つ効果がある。

以上の効果から、

ウコンはお酒を呑む前に服用すると、
肝臓への負担を減らすことができる。

また、お酒を呑んでからでも、
肝臓への負担を減らしてくれる。

もっくんでした!

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