目次
テストステロン
＝勃起力維持になる理由
こんばんは！
セックス薬剤師のもっくんです。
勃起力に寄与するホルモンといえば、
テストステロンが有名ですよね。
テストステロンは
性欲、勃起力、活力に関係している
大切なホルモンです。
30代以降になると
テストステロンの濃度が低下するので、
性欲低下、勃起力低下(朝勃ちの消失)、
憂うつなどの症状がでたら、
テストステロンを補充することによって、
改善が見込めます。
体がだるい？それ、男性更年期障害かもしれません。
今回は
何故、テストステロンは
勃起力を向上させるのか？
について解説していきます！
行くよっ
勃起のメカニズム
勃起のメカニズムは
大きく分けると4ステップです
- 性的刺激
- 神経(興奮)の伝達
- 血が神経に集まる
- 勃起
といった流れになります。
さらに、
3.血が神経に集まる
の詳細を書くと、以下のフローになります。
①アルギニンはNO(一酸化窒素)と
シトルリンという成分に分かれます。
↓
②NOは弱いエネルギーを
強いエネルギーに加工します。
↓
③NOによって作られた
強いエネルギーで
陰茎の血管を広げます。
↓
勃起
勃起はめっちゃ複雑
テストステロンが
勃起力に寄与するわけ
テストステロンは
勃起のメカニズムの、
血が陰茎に集まる際の①に作用
します。
テストステロンは
①を活性化させることによって、
関節的に
一酸化窒素の量を増やします。
一酸化窒素には、
- 血管”拡張”作用
- 血管“保護”作用
という2種類の役割を持っています。
テストステロンが血管拡張＆血管保護に働く
1.血管拡張作用
一酸化窒素は血管拡張作用により
陰茎への血流を増やすことによって
勃起力を増加させます
テストステロンが低下している人は、
アルギニンからNOを
十分な量作り出せないため、
朝勃ちの回数低下や、中折れをしてしまいます。
2.血管保護作用
一酸化窒素は血管保護作用により
弾性のある健康的な血管を
維持することによって、
陰茎への血流をキープします。
テストステロンが低下している人は、
アルギニンからNOを
十分な量作り出せないため、
血管の老化が進み、血を陰茎に送れません。
といった、２つの作用があります。
【おまけ】テストステロンは
心臓に良い！？
日本人死因の2位は
心血管疾患(心筋梗塞など)です。
テストステロンは一酸化窒素の量を増やし、
血管を保護する効果があります。
そのため、テストステロンの分泌が多い人は
心血管の血管老化を防ぎ、
心血管疾患を減らす効果があります。
[st-kaiwa1]テストステロンは勃起力以外にも健康を司るホルモンなんだね[/st-kaiwa1]
テストステロンを
増やすためには？
テストステロンは
適正な食事、適度な運動、
ストレスを溜めない事などによって、
保持することはできます。
しかし、人間、どうしても加齢に伴い、
テストステロンの濃度が
低下してくるものです。
テストステロンは
医薬品で
補充が可能なホルモンです。
そのため、勃起力が低下した人は
テストステロンの補充により、
勃起力の改善が見込めます。
テストステロン製剤の種類
塗り薬
飲み薬
まとめ
30代以降に勃起力が低下してくる
原因の一つにテストステロンの低下がある。
テストステロンが低下してくると、
勃起力が低下してくる理由は主に２つ
- 血管拡張作用が弱まり、
陰茎に血がいかない - 血管保護作用が弱まり、
血管の老化で、陰茎に血がいかない
適切な食事や適度な運動で
テストステロンを保持することは可能だが、
加齢と共にテストステロンの低下は
避けられない。
テストステロンは
医薬品によって補充が可能であり、
勃起力の改善が見込めます。
参考文献
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20102478/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7536692/
https://www.amjmed.com/article/S0002-9343(05)00642-X/fulltext
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