【セックス薬剤師が解説】なぜ、朝立ちするのか？理由や意義など！

これを見れば朝立ちマスター
朝立ちの復習
睡眠と勃起の関係性
- なぜ睡眠中、勃起するのか？
  - 夜間勃起はちんちんのトレーニング兼メンテナンス
- レム睡眠と勃起の関係性
加齢と共に朝立ちが無くなる理由
- - ①男性ホルモンの欠乏によるもの
  - ②器質的な問題(陰茎の動脈老化)
朝立ちしなかったら、勃起不全なのか？
- - 朝立ちはEDの診断を確定することはできないが、簡易的にセルフチェックできる指標
まとめ
最後に

これを見れば朝立ちマスター

こんにちは！

セックス
薬剤師

のもっくんです！

朝立ちに関して、
様々な噂を聞いたことがあります。

「朝立ちしている人は
Hな夢を見ている」

「朝立ちは尿をガマンするために
起こっている現象」

一見、合ってそうですが、
これらは正確ではありません。

ということで、今回は
朝立ちのメカニズムについて
完全解説していきます！

朝立ちの復習

朝立ち(勃ち)とは？

起床時にペニスが勃起していること

“朝立ち”と聞くと疑問が生じます。

昼寝ではちんちんは
勃起しないのか？

実際、昼寝でも夜寝でも
朝立ちは起こります。

朝立ちとは朝に限ったものではなく、

“起床時にちんちんが勃起していること”

を指しています。

夜間勃起現象とは？

睡眠中に勃起していること

私たちが寝ている間に、
意識とは無関係に勃起します。

朝立ちと夜間勃起現象の違いとは？

朝立ちと夜間勃起現象は同義であり、
言い方の違いだけ

朝起きた時に勃起しているのが
「朝立ち」
寝ている時に勃起しているのが
「夜間勃起現象」

一見別の現象に思えますが、
この２つは同義です。

朝立ちは夜間勃起現象の
最終フェーズであり、
勃起の名残が起床時に残っている状態です。

寝ている時は意識がないので、
睡眠中に勃起しているかどうかは
自分自身で判断できません。

一方で朝立ちは自分自身で判断できます。

主観的に勃起を判断できるのが
朝立ち
客観的に勃起を判断できるのが
夜間勃起現象

言われる言い方の違いになります。

睡眠と勃起の関係性

なぜ睡眠中、勃起するのか？

夜間勃起はちんちんの
トレーニング兼メンテナンス

起床時に勃起していると、
朝おしっこができないし、
恥ずかしいし、
体にとって必要のない機能だと
思っている方も
いるかもしれません。

しかし、睡眠中の勃起は
必要不可欠です。

あなたは、勃起の練習を
したことはありますか？

朝立ちを分かりやすく伝えるために
勃起を野球のバッターと置き換えます。

あなたは人生で初めて
バッターボックスに立って、
球に狙いを定めスイングします。

おそらく、
バットに球は当たらないでしょう。

野球選手は常日頃から素振りを重ねて、
努力の積み重ねでバットに球を
当てることができます。

これは勃起も一緒です。

勃起をするためには、
常日頃から素振り(トレーニング)を
しなければなりません。

何故、私たちは
勃起のトレーニングをしていないのに
勃起できるのか？

それこそが、

睡眠時勃起の
隠れた努力なのです。

睡眠時の勃起はいわば、
勃起のトレーニングです。

本番のセックスで勃起できるように、
毎晩毎晩ちんちんは頑張って
素振りをしているのです。

レム睡眠と勃起の関係性

レム睡眠時に勃起するのが
夜間勃起現象

睡眠中に勃起をしていることは
理解できましたが、
ずーーーっと勃起しているのでしょうか？

実は、睡眠中は勃起をしたり、
休憩したりを繰り返しています。

では、勃起している時と
休憩している時の差はなんなのか？

その差を語る上で必要なのが、
睡眠の質です。

人間は、

脳と体を同時に
休ませることができません。

体が休む番
脳が休む番

というターンが繰り返されて
一つの睡眠を構成しています。

それこそが

レム睡眠(体の休憩)
ノンレム睡眠(脳の休憩)

と呼ばれる睡眠の種類です。

レム睡眠(浅い眠り)

全睡眠の30%ほどを占めている。
体は休んでいるが、脳が活動している状態。
特長としては夢などを見る

ノンレム睡眠(深い眠り)

全睡眠の70％を占めている。
脳は休んでいるが、体が活動している状態。
特長としては寝返りを打つ

勃起というのは脳などの神経が
大きく関わっている現象になります。

つまり、脳が活動している
レム睡眠時に勃起するのが
夜間勃起現象であり、
レム睡眠明けの名残が
朝立ちと言われます。

加齢と共に
朝立ちが無くなる理由

「朝立ちは元気の証拠」と言いますが、
まさにその通りです。

朝立ちはトレーニングなので、
トレーニングをしなくなった、ちんちんは
セックスの時に勃起が
できなくなってしまいます。

では、なぜ無意識にできていた
トレーニング(朝立ち)が
できなくなるのでしょうか？

原因は大きく分けると２つです。

男性ホルモンの欠乏
器質的な問題(陰茎の動脈老化)

①男性ホルモンの欠乏によるもの

勃起というのは、
男性ホルモンが大きく関わっています。

加齢により、
男性ホルモンの分泌量が低下すると、
勃起力の低下や朝立ちの消失が
みられる場合があります。

男性ホルモンの欠乏を確かめるには

簡易なアンケートで確かめる
病院で調べる

などの方法があります。

詳しくは下記のブログを参考！

▼男性ホルモンの欠乏で鬱になる？▼

体がだるい？それ、男性更年期障害かもしれません。

②器質的な問題(陰茎の動脈老化)

勃起というのは、
血の圧迫によって硬くなります。

血管が老化などで狭くなったりすると、
血液を送り込めないので
勃起力が低下します。

陰茎の動脈老化などを調べるためには
病院に行く必要があります。

▼血管が老化すると勃起不全になる理由▼

【絶対にわかる】ＥＤ(勃起不全)の原因と治す方法を解説します。

この２つは年齢の影響を受けやすいので、
加齢と共に
朝立ちがなくなる原因と言われます。

朝立ちしなかったら、
勃起不全なのか？

朝立ちはEDの診断を
確定することはできないが、
簡易的にセルフチェックできる指標

朝立ちがなかった瞬間から確定で
勃起不全というわけではありません。

レム睡眠とノンレム睡眠というのは
睡眠の中で
交互に繰り返していると説明しました。

私たちは、起床する時間は選べても、
起床明けにノンレムかレム睡眠かを選ぶことは不可能です。

つまり、ノンレム睡眠の時に起きたら
夜間勃起はしていないので、
朝立ちも起きていません。

寝るタイミングや起きるタイミングによって
毎日がバラバラなので、

「朝立ちがなかったからED」
とは確定できません。

まとめ

朝立ちは起床時の勃起の事で、
夜間勃起現象の最終フェーズ。

夜間勃起はちんちんを
トレーニングする役割があり、
セックスの時に勃起、射精できるために
行われている。

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を
繰り返している。

▼レム睡眠▼
脳が起きていて、体が寝ている
▼ノンレム睡眠▼
脳が寝ていて、体が起きている

夜間勃起は、性的興奮(Hな夢)や
尿のガマンは関係なく、
レム睡眠中に起こる。

レム睡眠中に起床した時に初めて、
朝立ちを実感できるが、
ノンレム睡眠中の起床は朝立ちが起きない。

朝立ちが無くなる原因は大きく分けると二つ
①男性ホルモンの欠乏
②器質的な問題(血管が老化)

①は簡易なアンケート(AMSスコア)で
確認することができるが、
②は病院に行って検査する必要がある。

朝立ちはEDの診断を
確定することはできないが、
指標の一つとして最も簡易的に
セルフチェックできる要因である。